三十回記念公演　調布市民歌舞伎

内容

1997年3月、市民カレッジ「歌舞伎教室」の学習成果発表会として「調布市民歌舞伎公演」は始まりました。
2026年3月に催す「調布市民歌舞伎公演」は、以来毎年1回の公演を重ねて、いよいよ30回目となります。記念に第1回目と同じ3演目を上演し、ご覧いただきたいと思います。


1.長唄舞踊『元禄花見踊』一幕
2.『弁慶上使』一幕
3.『白浪五人男』稲瀬川勢揃いの場　一幕


■長唄舞踊『元禄花見踊』一幕
華やかな小袖を張りめぐらせて、互いの贅を競い合う花見の宴に、元禄風の華麗な衣装に身を包んだうら若き男女が集い、楽しそうに踊ります。衣裳の華麗さ、ほのかな恋心、夜桜の風情などが描かれる、世によく知られた長唄舞踊です。


■『弁慶上使』一幕
主君義経の妻の命を差し出せという頼朝の難題を、弁慶は生涯に一度だけ契った女おわさとの間にもうけた娘を刺して身替りにすることで主君を救いました。そして自ら招いた結末に、これまた一生に一度の大泣きをするのでした。


■『白浪五人男』稲瀬川勢揃いの場　一幕
五人の盗賊たちは、捕手たちに追われる身。隅田川の土手まで逃げてきました。それぞれが性格や身の上などを表した派手な衣装に身を包み、追い詰められても堂々と一人ずつ自己紹介を致します。最後は捕手との立ち廻りとなり、ミエが決まったところで幕となります。

調布市民歌舞伎ではおなじみの演目で、今回で13回目の上演です。