大映傑作選『羅生門』『雨月物語』『座頭市物語』『不知火検校』(令和7年度優秀映画鑑賞推進事業)
大映傑作選『羅生門』『雨月物語』『座頭市物語』『不知火検校』(令和7年度優秀映画鑑賞推進事業) 概要
- 開催日
〜
- 開催時間
- 2025年11月27日(木)
(1)『羅生門』10:30~(ゲストトークあり)
(2)『雨月物語』14:30~
2025年11月28日(金)
(1)『座頭市物語』10:30~(ゲストトークあり)
(2)『不知火検校』14:30~
※開場各30分前 - 会場
調布市グリーンホール 大ホール
- 料金
- 全席指定 各回 500円
※未就学児の入場はご遠慮ください
※会員・ハンディキャップ・団体割引の適用はありません - 定員
- 各480人
- 発売日
- ちょうふアートプラス会員 9月9日(火)
一般 9月11日(木)
※発売初日9:00~はインターネット販売のみ。翌日9:00~電話予約受付、10:00~窓口販売となります
※お買い求めいただいたチケットの変更・再発行等はいたしかねます - その他リンク
内容
今なお人々を惹きつけてやまない大映時代劇の傑作を35mmフィルムで上映します。
また、会場では『羅生門』の上映にちなんだ資料展示のほか、
11/27 『羅生門』、11/28 『座頭市物語』では、上映後にゲストをお招きしたトークを実施します。

(1950年/白黒/スタンダード/35mm/ドルビーデジタル/88分)
■監督:黒澤明
■出演:三船敏郎、京マチ子ほか
森の中でおきた殺人事件をめぐって、8人だけの登場人物で演じられる不条理劇。芥川龍之介の「藪の中」を、脚本家を志望していた橋本忍が脚色、黒澤の助言で同じ作家の「羅生門」が加えられた。絶対真理の不在と人間不信の主題は戦後間もない欧米で評価され、翌年のヴェネチア国際映画祭でグランプリ、そして米・アカデミー最優秀外国語映画賞を受賞した。
==映画のつくり手による資料展示&ゲストトーク(上映後30分予定)==
上映会場では「映画のまち調布 シネマフェスティバル2020」にて展示をした『羅生門』1/10サイズ再現模型に関する資料展示を行います。
また、『羅生門』上映後には再現模型の制作を手掛けた映画美術監督である安藤篤さんに、作品の魅力や再現模型制作の裏側など映画のつくり手ならではのトークをお聞きします!
ゲスト:安藤 篤(あんどう・あつし)
1955年生 福島県郡山市出身。
1977年、東京映画(株)と契約、後(株)たぬき工房、(有)アート・ティを経てフリーとなる。
黒澤明監督『乱』他多数の映画、テレビドラマに参加。
現在(協)日本映画・テレビ美術監督協会副理事長
主な作品:『乱』『優駿』『大奥』『花物語』『リトル・シンドバッド‐小さな冒険者たち‐』『ラストソング』
『兜KABUTO』、『枕草子』『田園のユーウツ』『七人の死刑囚』他多数。
近年の主な作品
‘20『海辺の映画館‐キネマの玉手箱‐』大林宣彦監督作品 美術協力
‘21『祈り‐幻に長崎を想う刻‐』松村克也監督作品
‘22『乙女たちの沖縄戦 白梅学徒の記録』松村克也監督作品
‘22『わが青春つきるとも‐伊藤千代子の生涯‐』桂壮三郎監督作品
‘24『セッちゃんとチャコちゃんと風船爆弾』松村克也監督作品 他
受賞歴
‘22『第75回 映像技術賞〈劇場公開作品〉美術』
作品:『祈り‐幻に長崎を想う刻‐』
11月27日(木)14:30~『雨月物語』

(1953年/白黒/スタンダード/35mm/モノラル/97分)
■監督:溝口健二
■出演:京マチ子、水戸光子ほか
上田秋成の短篇「浅茅ケ宿」と「蛇性の淫」を原作に、欲望と幸福、戦争と平和といった、いつの時代にも通じる普遍的な主題を、戦国時代の二組の夫婦を通じて対照的に描いた作品だが、ここにはリアリズムだけでは律しきれない溝口健二監督の美学が明瞭に表れている。霧に覆われた湖を行く船や朽木屋敷の描写、森雅之扮する源十郎が故郷の家に帰ってからの場面などに、独特な様式美を感じとることができる。
11月28日(金)10:30~『座頭市物語』(ゲストトークあり)

(1962年/白黒/シネマスコープ/35mm/モノラル(濃淡型)/96分)
■監督:三隅研次
■出演:勝新太郎、 天知茂ほか
勝新太郎の終生の当たり役となった「座頭市」シリーズの第1作。原作は子母沢寛の随筆集に収められた短篇で、『不知火検校』を担当した犬塚稔が、天保水滸伝を下地に平手造酒と座頭市の心の交流を軸とする脚本に仕上げた。切れの良いアクションとともに座頭市の悲哀と怒りを全身で表現した勝新太郎と、座頭市が惚れ込むニヒルで孤高の浪人を演じた天知茂のクールな魅力が炸裂。監督の三隅研次と撮影の牧浦地志が、陰影に富んだモノクロームの映像で孤独なアウトローの世界を描き切った。
==俳優 三夏 紳さんによる上映後トーク(上映後30分予定)==
勝新太郎さんと晩年まで親交の深く、本作では勝新太郎さんの代役として出演した、俳優の三夏 紳さんによる上映後トークを行います。当時の撮影現場や勝新太郎さんとのエピソードなどをお聞きします!
ゲスト:三夏 紳(みなつ・しん)
俳優。1941年生まれ。広島県出身。1961年、大映ニューフェイス第15期生として入社。
映画「陸軍中野学校」やドラマ「ザ・ガードマン」などに出演。現在は劇団「三松座」の座長として活動している。
11月28日(金)14:30~『不知火検校』

(1960年/白黒/シネマスコープ/35mm/モノラル(濃淡型)/91分)
■監督:森一生
出演:勝新太郎、 中村玉緒ほか
盲目の按摩・杉の市が、悪行の限りを尽くして地位と富を手にした末に、縛に就くまでを過激に描いた時代劇。主演の勝新太郎は、1954年に端正な顔立ちの二枚目役者としてデビューしたが、大きなヒット作に恵まれずに不遇をかこっていた。しかし本作において、勝は容赦のない悪漢を見事に演じきってみずからのスターイメージの転換に成功し、日本映画に新しい「異端のヒーロー」像を生み出した。
鑑賞サポート
<上映>FM 集団補聴システム…ご希望の方は、文化事業係にご連絡ください
<トーク>トーク中の手話通訳をご希望の方は11/13(木)までに文化事業係にお申込みください。
※本編には手話通訳及び日本語字幕はつきません。
文化事業係 TEL:042-441-6150 FAX:042-441-6160 E-mail:bunka@chofu-culture-community.org
<共通>
・車いす… 車いすスペースでの鑑賞をご希望の方は、チケットCHOFU(042-481-7222)にご連絡ください
・保育サービス… ご希望の方は、(株)ママMATE 東京支店(03-6913-8484)にお申込みください。 対象年齢は生後6か月以上の未就学児。 1人1回1,000 円。 締切11/20(木) ※定員になり次第締切り
プレイガイド
■チケットCHOFU
◇TEL 042-481-7222(9:00~18:00第4月曜日休み・変則あり)
◇インターネット予約(※要会員登録、24時間無休)
https://www.e-get.jp/cul_bun/pt/
◇取扱い窓口
・調布市グリーンホール (9:00~18:00毎週月曜日休館、祝日の場合は翌日・変則あり)
・調布市文化会館たづくり (9:00~21:30毎月第4月曜日および翌日休館・変則あり)
・調布市せんがわ劇場 (9:00~18:00毎月第3月曜日休館、祝日の場合は翌日・変則あり )
注意事項
※各種割引の適用はありません
※お買い求めいただいたチケットの変更・再発行等はいたしかねます
※内容は都合により変更になる場合があります
優秀映画鑑賞推進事業とは
共催:国立映画アーカイブ

特別協力:文化庁/一般社団法人日本映画製作者連盟/全国興行生活衛生同業組合連合会/松竹株式会社
東宝株式会社/東映株式会社/株式会社KADOKAWA
協力:イオンシネマシアタス調布
映画のまち調布 シネマフェスティバル関連上映会
映画のまち調布 シネマフェスティバル関連上映会は、「映画のまち調布」推進のための上映会です。
年間を通じてさまざまな上映会を行っています。
映画のまち調布 シネマフェスティバルHP
令和7年度ラインナップ
大映傑作選『羅生門』『雨月物語』『座頭市物語』『不知火検校』(令和7年度優秀映画鑑賞推進事業)
以後 順次公開
